令和七年第二十三回ペット霊園「やすらぎ」塔婆供養

令和七年十一月六日に合同慰霊祭(塔婆供養)を執り行いましたのでご報告いたします。
今年も河南町の箱泉寺(そうせんじ)の川村運快和尚に読経して頂きました。
当日は、お天気に恵まれ絶好の日和となりました。
川村和尚の心地よい詩吟の様な前唱で始まり、心地よくも場が引き締まる感じが致しました。
読経が始まり、最初は合同墓地、個別墓地、埋葬塔“おやすみ”の順で読経して頂き、合同供養塚、火葬炉そして一番古いお骨が眠っている”永遠”を前に手を合わせ清めの言葉を唱えて頂きました。
お経の内容は、般若心経を主として家族を見守ってきた存在であろう子たちに対して供養なればという思いでお努めをされたそうです。
式が終わった後、少しお話をする時間を設けさせて頂きました。
今年は暑かったのでさぞかし忙しかったのではと問いかけますと意外にもそんなに忙しくはなく、かえって今頃になって忙しくなって来たとおしゃってましたが、これはうちの霊園も同様であの真夏の暑い盛りは例年に比べるといくらか落ち着いていましたのでちょっと拍子抜けした思いがありました。
戒名の話で印象に残ったのですが、普通は性別によって男性は”信士、居士”女性は”信女、大師”が使われます。
しかしながら、昨今は男女の区別をしない”ジェンダーレス”の考え方が広まっているそうで、これからはそうした考え方の方にも対応していかなければならないとおしゃっておりました。
興味深い話として意外にも亡くなった親に対して六十代くらいになられるご子息さんより三十〜四十代のお孫さんたちの方が供養する気持ちが強い印象があると言って居りました。
でも、介護してきた身としては看取るまで大変な思いもされたでしょうし後々の準備に追われ、直後は余裕が無いのではと私は感じました。
立派な個別墓を建てた後に、樹木葬で良いと心変わりして墓じまいされた方が居られてそうで後々を考えると勢いだけでお墓を建てるのは控えた方が良いようです。
最後にペットに関してですが、現時点での和尚の考えとしては先祖代々のお墓に一緒に納骨するのは不適切。
個人墓(夫婦、本人自身)であれば一緒に納骨するのは可能ではないかと考えているそうです。(余り推奨はしてないようですが)
今年塔婆の数は310枚以上作らせていただきました。
昨年に比べると若干減りましたが、合同墓地に新規に納骨されている方で塔婆を作りたいという方は4〜5名でほとんどは古くに合同墓地に納骨された方です。
それなのにこれだけの数、塔婆供養に参加される方がいるのには少々驚かされます。
亡くなった子の思いはいつまでも変わらないのでしょうね。
私共も長く続けるよう努力して参りますので今後ともよろしくお願いします。
気が付けば今年も2カ月足らず。
やっと涼しくなったと思ったら一気に寒さが身にしみる季節となりました。
インフルエンザも流行っているようですので皆様健康に気を付けてお過ごし下さい。
第二十三回合同慰霊祭、塔婆供養画像
| 合同墓地の塔婆供養 |
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| 個別墓地の塔婆供養 |
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| おやすみの塔婆供養 |
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| 合同供養塚、火葬炉、"永遠”の供養 |
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