令和三年第十九回ペット霊園「やすらぎ」塔婆供養



令和三年10月27日に合同慰霊祭(塔婆供養)を執り行いましたのでご報告いたします。

今年も法楽寺のお手伝いをされて居ります、河南町の箱泉寺(そうせんじ)の川村運快和尚に読経して頂きました。
当日は風もなく、この時期としては穏やかで暖かい日和となりました。

当霊園も今年の11月で開園20年目を迎えますが、開園2年目の平成15年から平成23年の第9回の慰霊祭まではご家族の方を招いて合同慰霊祭を行っていたのですが、年々増える参加者の数に対応できず第10回からはご家族の方を招かない塔婆供養という形で行っております。

塔婆供養に参加される方は、初めて行った第10回の時から続けて参加されている方が数多く居り、逆に新しく合同墓地に納骨された方で参加希望者の方が意外と少ないのです。

ですので、増えもしないのですがあまり減りもしないのです。(今回は340名以上の方がご参加されました。)
色々な考えの方が居りますが、これはあくまでも任意ですので作らなかったといって遠慮せず、どんどんお参りにお出で下さいね。

川村和尚の心地よい読経で、最初は合同墓地、個別墓地、埋葬塔“おやすみ”の順で読経して頂き、合同供養塚、火葬炉そして一番古いお骨が眠っている”永遠”を前に手を合わせ清めの言葉を唱えて頂きました。

合同墓地は最初のお経という事で全体を清め、仏様、霊に対してのお供物を供えるという意味のお経を読んで頂きました。
個別墓地では理趣経(りしゅきょう)と言って大日如来の教えをお努めして頂き、“おやすみ”では般若心経と施餓鬼回向文で人の魂と動物の魂は違っていても、ともに一緒に相容れる事を願ってお努めをしたそうです。

式が終わった後、和尚とお話をさせて頂いたのですが、やはりコロナの話が一番先に話題になりました。
緊急事態宣言やオリンピック開催期間の8月頃は法要をお断りしたそうで、お陰で檀家の方から苦情が出て説得するのに苦労をしたと言って居りました。

人のお墓の話ですが、今どきは先祖代々のお墓を建てる方も少なくなり、跡取りのいない方は合祀墓地の様な他の方と一緒に眠るのを希望する方が増えているのかと思いましたが、和尚のお寺では逆に合祀を嫌って一人や夫婦で、又は友達と一緒に入りたいと希望する方が多くいるそうです。
そのために当霊園の様な小さな区画の墓地を作り、お墓を建て納骨後は永代供養をして下さるそうです。

ペットと共に入れるお墓については、人と動物の魂は異なるものと云う仏教の考えから一緒に入るのは賛成できないという意見でしたが、これだけ人との繋がりが深く、希望される方が多くなると何らかの方法を考えなければいけないかなと思っているそうです。
時の流れとともに、葬儀や供養の形も変わって行くのでしょうね。

これから寒さが身に染みる季節になって参りますので、皆様お体を大切にご自愛くださいますよう。

第十九回合同慰霊祭、塔婆供養画像

合同墓地の塔婆供養
個別墓地の塔婆供養
おやすみの塔婆供養
火葬炉、合同供養塚,"永遠”の供養

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